9月の聖句：サムエル記上17章47節a
「主は救いを賜るのに剣や槍を必要とはされない。」
ダビデとゴリアト
聖書に出ている数多くの人物の内、子どもたちに一番親しまれている人と言いますと、それはきっとダビデでしょう。聖公会では洗礼を受ける時、聖書に出ている信仰の先人たちの名前を一つ選ぶことができます。その時、多くの男の人はダビデという洗礼名を選びます。
さて、ダビデには7人のお兄さんたちがいました。年齢もだいぶ離れていましたので、体格で見ると大人と子供のような違いがありました。神様はイセ(ダビデのお父さん)の息子の中から新しい王様をお選びになりました。イセは預言者サムエルの前に息子たちをつれてきました。長男はとても背が高く男らしい人でしたので、サムエルは、”この人こそ、神様がお選びになったものだ”と思いましたが、間違えでした。今度は次男が出てきました。次男を見ると、この人も素敵です。ハンサムな顔をして、品格のある人でした。が、その人も“NO”でした。3番目も4番目も、5・6・7番目も、神様のお応えは全部“NO”でした。サムエルは“息子さんはこの人だけですか？ほかにいませんか？”とイセに尋ねると、イセは“もう一人いますが、今は羊の番をしています。その子も呼びます？”サムエルはダビデに合いたいと願い、イセは人をやってダビデを連れて来させました。しもべがダビデを連れてくると、預言者サムエルに神様のみ声が聞こえました。“これがその人だ”
わたしたちは他人の心まで知ることができません。推測や予想・想像するだけです、それは、あくまでも自分の考えであり、その人の真心だとは言えないでしょう。しかし神様は、すべてのことを知っておられます。なぜなら神様はその世界の設計者であり、創り主であるからです。