「わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。」
1月の聖句 ヨハネの黙示録21章6節b
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。今月は、聖書において一番後ろにある書に当たるヨハネの黙示録から聖句を選びました。
「私はアルファでありオメガである。初めであり。終わりである」
キリスト教において何よりも大事な命題と言いますとそれは“神様はこの世のすべてを創られた”ということです。この命題に基づいてほかの教えがなされていると言っても過言ではありません。この創造主という言葉にはとてもとても大事な意味が含まれています。次のように例えてみましょう。自動車の中身はとても複雑で、素人の私たちは自動車というものがどのような構造になっていて、どのような原理で動いているかよくわかりません。よく走れば結構なものです。しかしその自動車に変な音がしたり、赤いランプがついたりすると心もとなくなり、修理屋さんに行くわけですが、バッテリー交換で済むものか、どこかが故障していて、大きなお金がかかるものなのか、業者に言われてもよく理解できないのです。でもとりあえず言われた通りにしてしまうと大体元の状態に戻ります。わたしたちには難しくて訳の分からない不具合であっても業者の目にはすぐ分かる訳であります。事実、自動車を設計した人や、専門的に工夫をした人なら、車というものはものすごく単純なものだそうです。故障においてもエンジンをかけてみて、その音を聞き、また計測器につなげれば大体どこが壊れているか分かると言います。
人も同じなのです。人が神様によって創られたものなら、その“人”に問題があった場合、その原因や治療のことは創った神様にお任せした方がベストだからです。