魚に飲まれたヨナ
「わたしは、ヘブライ人だ。海と陸とを創造された天の神、主を畏れるものだ」
10月聖句 ヨナ書1章9節。
ある日「ヨナ」という預言者のところに神様のみ言葉がありました。それは「あなたがたの罪が神様の前に届いています、悔い改めて神様に赦してもらいなさい」という神様の言葉をニネベに伝えなさいとのことでした。ニネベは長期間にわたりイスラエルを苦しませた強国・敵国ペルシテの首都でした。ヨナは“これは正しくない。今まで我々を苦しませた敵国の人々だから、悔い改めなどはしなくても、そのまま滅ぼされてもいいのに”と思いました。ヨナは神様が行きなさいと言われたニネベと真逆の方向に逃げていくことにして、船の底に身を隠して“ここなら神様も分からないだろう”といいながら寝ていたのです。しかし神様はそんなヨナを見つかり、彼を強制的にニネベに向かわせます。
ヨナの不満はまだ解決済みではありません。ニネベの人々を赦そうとする神様のみ心が理解できなかったのです。ヨナは大都会ニネベに入り半日だけで任せられた役目を果たし、丘に登ってニネベが滅びる場面を楽しもうと思いました。屋我地島を一周するにも四五時間はかかるのに、人口約100万と推定されるニネベを半日で回ったということは、どれほどヨナが急いでいたかが伺えます。きっと小さな声でしかも早歩きで、もしくは走りながらニネベの人々に聞けないようにしたでしょう。それなのにニネベの人々は、ヨナの話を聞きました。王様は全国民に断食と悔い改めの祈りを捧げるように命じました。その結果ニネベの人々は神様の赦しを得たわけですが、ヨナはどうなるのでしょうか…なぜ神様はニネベの人々を赦されるまでヨナの心に傷付けたのでしょうか。その答えはお子様にお聞きくださるようにお願い致します。