2016年1月聖ルカ保育園だより
今を楽しむ余裕のある1年にして参りましょう。
今月の聖句:詩編136:1
「惠み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに」
2016年が始まりました。年が変わるとともに新しい希望、新しい夢、新しい目標が思い浮かびます。親としては“より子供たちとの遊ぶ時間を増やしたい”とか、“寝る前の15分、絵本を読んであげたい”とか、息子としては“親孝行のできる1年にしたい”あるいは“去年よりよく親父に伺いたい”など、今まであまりできなかったことをきっちりやっていきたいと強く思います。しかしよく考えてみると、ほとんどの夢、目標は毎年重なっているような気がします。“去年も同じことをやろうと思っていたのに…”
そのことについてもうちょっと真剣に考えようと思ったとき、あまりにも余裕のない自分の一週間が思い浮かびました。“あれもしなくちゃこれもしなくちゃ”と言い、次々とやってくる仕事に追われている自分のことが見えてきたのです。“技術の発達と伴い、生活は豊かになりすべてが便利になっているのに、なぜ学生時代のような余裕を無くしてしまったのか。その時は自然を楽しんでいたし、人生を歌っていたのに、なぜ今は一日一日の生活が重たく感じているのだろうか”と
現代人は今を生きるより、明日を生きる者のように思われます。今を感謝し、今に忠実するより「明日の夢に向かって走れ」と周りから言われつづけてきたでしょう。もちろん夢を見て走ることも大事でしょうが、時にはただ、今を楽しもうではありませんか。
新しく始まった一年が聖ルカ保育園の保護者の皆様および園児たちにおいて余裕をもって今を楽しむ一年となりますように祈っていきたいと思います。