聖書は旧約(古い約束)と呼ばれる39冊の本と新約(新しい約束)と呼ばれる27冊の本、合わせて66冊で編集されています。その中には数多くの話が書かれていますが、その内特にイエス様のたとえ話はとても単純であり、子供たちにも覚えやすいお話です。今月の礼拝ではマルコによる福音書第4章の種まく人のたとえが語られますが、保護者の皆様にもその内容についてお知らせしたいと思います。
マルコによる福音書第4章14節 “種を蒔く人は、神の言葉を蒔くのである。”
種には不思議な力があります。それは農業に携わっている方ならよくご存じのことでしょう。それは、乾燥されていてまるで枯れて死んだように見える種であっても適切な環境が整えられると、必ず芽を出すということです。わたしはある信徒の方にコスモスの種を頂きました。もう半年が過ぎましたが、来年の春まで待つ心算です。後6か月ぐらいそのまま置いておいても、その種を土に蒔き、水をやり、芽を出す環境を整えれば必ず花を咲いてくれと思います。種には命があるからです。このように神様は一人一人にみ言葉の種を蒔かれるお方です。しかもそのみ言葉は真理と救い、永遠の命をその実として持っている種なのです。聖ルカ保育園の保護者の皆様、子供たちに“今週はどんな聖話を聞いたの”と尋ねてしてはいかかでしょうか。