名護聖ヨハネ教会 Nago St. John Church

教区主教 ダビデ 上原栄正   司祭 ドミニカ朴美賢
沖縄県名護市東江1‐1‐12 1-1-12Agarie, Nago,Okinawa
☎ 0980‐52‐2242(Fax兼用) 

2016年10月聖ルカ保育園だより 魚に飲まれたヨナ

2016年10月04日 15:04

   魚に飲まれたヨナ

 

「わたしは、ヘブライ人だ。海と陸とを創造された天の神、主を畏れるものだ」

10月聖句 ヨナ書1章9節。

 

ある日「ヨナ」という預言者のところに神様のみ言葉がありました。それは「あなたがたの罪が神様の前に届いています、悔い改めて神様に赦してもらいなさい」という神様の言葉をニネベに伝えなさいとのことでした。ニネベは長期間にわたりイスラエルを苦しませた強国・敵国ペルシテの首都でした。ヨナは“これは正しくない。今まで我々を苦しませた敵国の人々だから、悔い改めなどはしなくても、そのまま滅ぼされてもいいのに”と思いました。ヨナは神様が行きなさいと言われたニネベと真逆の方向に逃げていくことにして、船の底に身を隠して“ここなら神様も分からないだろう”といいながら寝ていたのです。しかし神様はそんなヨナを見つかり、彼を強制的にニネベに向かわせます。

ヨナの不満はまだ解決済みではありません。ニネベの人々を赦そうとする神様のみ心が理解できなかったのです。ヨナは大都会ニネベに入り半日だけで任せられた役目を果たし、丘に登ってニネベが滅びる場面を楽しもうと思いました。屋我地島を一周するにも四五時間はかかるのに、人口約100万と推定されるニネベを半日で回ったということは、どれほどヨナが急いでいたかが伺えます。きっと小さな声でしかも早歩きで、もしくは走りながらニネベの人々に聞けないようにしたでしょう。それなのにニネベの人々は、ヨナの話を聞きました。王様は全国民に断食と悔い改めの祈りを捧げるように命じました。その結果ニネベの人々は神様の赦しを得たわけですが、ヨナはどうなるのでしょうか…なぜ神様はニネベの人々を赦されるまでヨナの心に傷付けたのでしょうか。その答えはお子様にお聞きくださるようにお願い致します。

 

名護ヨハネ教会は日本聖公会沖縄教区に属する教会です。現在毎週日曜日の午前10時30分に聖餐式を捧げています。礼拝では洗礼を受けた方なら陪餐に与ることができます。まことの福音、イエスキリストを通してこの世に明らかにされた神様の赦しとみ摂理を共に分かち合い、また神の国に入るその日まで互いに励まし会い歩んで行くことを切に祈ります。

重要なお知らせ

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